ピックルボールには「第3打までは必ずワンバウンドさせてから打たなければならない」というルールがあります。
(第1打はサーブ、第2打はリターン、第3打はリターンされてきたボールの返球、となります。)
通常リターナー(リターンをする人)はこのルールを利用し、リターンをできるだけ深く打ち返すことでサーバー(サーブを打つ人)をサーバー側のコートのできるだけ後ろの位置に縛り付けながら、その間に自分はできるだけネットに近い位置を獲得するという手法が良く使われます。(テニスにも共通しますが、ネットに近いほど攻撃力が上がって有利になるためです。)
つまり、サーバーが第3打を打つ時には既にリターナーがネットに付いているという、サーバーにとってはかなり不利な状況に陥るので、ここで第3打を甘く(高く)返球してしまうとボレー等で攻撃されてしまいます。
そこで、相手の攻撃を防ぐために第3打を相手側のノンボレーゾーンにワンバウンドするように返球してその後の試合を組み立てていく手法が良く用いられますが、この第3打のノンボレーゾーンへのワンバウンド返球の感覚を身に付けるための練習です。
この時ネットの近くで打つペアの人は、ワンバウンドでノンボレーゾーンに入ってきたボールをネットにかけずに相手側コートへ打ち返すという練習を同時に行っていることになります。
この時ネットの近くで打つペアの人は、ワンバウンドでノンボレーゾーンに入ってきたボールをネットにかけずに相手側コートへ打ち返すという練習を同時に行っていることになります。